|
排卵障害の最後は、LUFです。
LUFは、未破裂黄体化卵胞とも言います。
簡単に言うと、排卵しない状態で黄体が出来てしまう事です。
普通は、卵胞はある程度大きくなると破けて排卵します。
排卵した後に黄体が出来ます。
しかし、LUFの場合は何故か卵胞が破裂しないで卵胞の中に黄体が出来てしまいます。
この場合、卵胞は破裂しないので、35mmくらいまで巨大化する事が多いようです。
基礎体温を見ると排卵しているようですが、実際には排卵していません。
LUFは、健康な人でも10回に一回くらいの割合で起こる可能性があるといわれています。
今の所、何故LUFが起こるかは不明ですが、子宮内膜症との関係が深いとも言われています。
LUFは、毎回起こるわけではありませんので、たまに起こってもそれほど心配はありません。。
しかし、内膜症などがある場合、殆ど毎回LUFを起こすような場合も見られます。
LUFの漢方的な考えは次のようになります。
漢方的には、排卵は陰から陽に転化する時期です。
これを畑に例えると、低温期は畑を耕し(内膜を厚くし)いい種を作ります。
排卵期は、種が発芽する時期です。
発芽したできたての芽を畑に植えるわけです。
さて、LUFは、種が思い切り水を吸い込んで膨らんでも、種が破けずに発芽しない状態と似ています。
漢方的には、卵胞を破く力の不足と考えます。
また、卵胞の質の問題でもあります。
卵胞の質は低温期に決まりますから、周期療法などで低温期に腎精を補い、良い卵胞を作る事が大切です。
また、冷え性の人は低温期に少し腎陽を補い、卵巣をはじかせる為のエネルギーを蓄えます。
排卵期には、気血の流れを良くし、卵胞が勢いよく破ける手助けをします。
漢方の理論から考えると、このようにすると、LUFの発生頻度を減らす事が出来るはずです。
また、内膜症が原因と思われる場合は、内膜症と同じ治療をする事が大切です。
|