不妊症の漢方治療について  子宮筋腫


子宮筋腫の場合も、卵巣嚢腫、多嚢胞性卵巣、子宮内膜症などと同じで、漢方的には、痰湿(汚れた水、脂、繊維)や淤血(血液の汚れ)がたまったものと考えます。

この状態を痰淤互結(たんおごけつ)といいます。
実際には、どのような汚れなのか外から見る事は出来ません。
ですので、漢方的な体質を判断して、たまった汚れが淤血が多いか、痰湿が多いかを判断していきます。

西洋医学的には、子宮筋腫は出来た位置や大きさにより不妊の原因になるか判断します。
しかし、漢方では、そもそも、子宮筋腫が出来やすい体質を問題にします。
つまり、痰湿や淤血がたまりやすい体質だと、不妊になりやすいと考えます。
痰湿や淤血は、子宮の中にたまり、子宮筋腫の原因になるだけでなく、血液の汚れになり、不明の抗体などの原因になる可能性があるからです。

また、痰湿や淤血がたまった原因も考える必要があります。

内膜側にある筋腫は、気滞や血淤などが原因で、生理の時に旧い血が出ていかず貯まってしまったと考えます。
筋層の場合は、子宮の気の不足があるかも知れません。
漿膜下の場合は、気や水の流れが悪い事が関係している事が多いようです。
勿論、全体的な体質も考える必要があります。

ですから、子宮筋腫がある場合は、現代医学的には妊娠に問題ないとしても、漢方的には、不妊と関係があると考えるのが普通です。



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