心陰虚


[ 戻る ]

心を養う陰液が不足しておこる病態を心陰虚といいます。
心陰虚は、心陰不足とも言います。

陰液とは、簡単に言えば栄養液のようなものです。
心は、陰液という栄養液で養われています。
この液が不足すると、心の機能に問題が出てきます。
一つは、心臓のポンプの問題です。
主な症状は、動悸、息切れ、胸のつかえなどです。

もう一つは、大脳の問題です。
心は、神を司っています。
神は、意識です。
これは、現代医学的に言えば大脳の問題です。

心陰虚になると、脳を養う栄養が不足します。
このときには、脳の働きが低下して、痴呆症、記憶力や集中力の低下などがおこります。
心の陰液は、心火を押さえる働きがあります。
このため、心の陰液が不足すると、心火が亢進して、不眠、イライラなどが
現れる事があります。

心の陰を補う代表的な方剤は、天王補心丹です。