痰濁という毒素は、脂と水が混ざったようなものです。
この痰濁が心に入り込み、心竅を塞いだものを痰迷心竅といいます。
心には、血液を送り出す心臓としての役割と、大脳の役割があります。
後者を特に「神」といっています。
「神」の働く場所を特に「心竅」といっています。
「竅」は、あなという意味です。
心の窓というように、「神」と外界は「竅」というあなでつながっていると考えています。
ここに、痰濁という毒素が入り込んで、この大切なあなをふさいでしまった状態が痰迷心竅です。
痰迷心竅の特徴は、意識障害です。
その他に、のどに痰がつまった感じがして、舌は白膩、脈は弦滑になります。
痴呆、ひとりごと、泣いたり笑ったりする、などの症状があらわれます。
治療は、半夏、胆南星などを用います。