陰虚とは、体にとって必要な栄養液の不足を意味しています。
脾の陰虚は、脾の部分で、特に陰虚の症状が出ている場合です。
脾は消化器をいみしていますから、消化器に充分な栄養液が無い状態が脾陰虚になります。
具体的な症状は、胃の痛み、胸焼け、便秘などです。
舌は、通常よりも赤くなり、苔は少なく、痩せた舌になります。
脈は、多くは細又は細数になります。
また現代医学でいう萎縮性胃炎は脾の陰虚が関係していると思われます。
糖尿病の一部分でも脾の陰虚が見られます。
脾の陰虚の場合は、単純に栄養を与える方法では、却って胃腸に負担になる事があります。
このため、胃腸に極力負担をかけないようにしながら、栄養を補う必要があります。
よく使われる生薬は、麦門冬、蓮肉、石斛、山薬などです。
方剤としては、麦門冬湯や参苓白朮散などを応用します。