寒湿困脾と、脾虚湿盛の症状はよく似ています。
どちらも脾の機能が衰えて、しかも湿邪が多いからです。
違いは、脾虚湿盛の方は、脾虚が原因で湿がたまっているのに対して、寒湿困脾は、寒邪と湿邪によって脾が傷められて虚しているという事です。
つまり、原因の違いです。
脾虚が原因なら、脾虚を重点的に治します。
寒湿が原因なら、寒湿を重点的に治します。
寒湿困脾は、暴飲暴食などによく見られます。
特に夏は、冷たいものを取りすぎますから、寒湿困脾が多く見られます。
治療としては、平胃散、胃苓湯などがよく用いられます。
また、寒邪が強いときは安中散を併用います。