漢方の診断は、四診と呼ばれる方法で行われます。
四診は、望診、聞診、切診、問診、からなっています。
漢方が生まれた時代には、現代のような診断機器はありませんでした。
ですから、身体の外部に現れた、ちょっとした兆候を的確に判断して、
病気の診断をしていきます。
この兆候はきわめて僅かなものでも、大きな手がかりになる事があります。
こういった僅かな兆候を見落とさずに、的確に判断するには、長い経験が必要です。
このため、漢方の名医になるためには、沢山の勉強をするだけでなく、優れた師に
ついて、教えてもらう事が必要でした。
現在の日本では、こういった環境が整っていないので、昔のような名医が育ちにくい
状況にあります。