漢方薬でも最近、西洋薬と同じ様な手法でEBMを議論する事があります。
EBMとは、有効性にちゃんとした科学的な根拠があるかという事です。
一般的には、動物実験、人体実験などで統計をとり、有効率を調べる事になります。
こういう方法は、漢方には適合しません。
なぜなら、漢方は個性を重視していて、1人1人の治療はみな異なるからです。
同じような病気でも、体質などにより使うお薬は異なってきます。
違うお薬を使ったのに、同じ病気たからと一つの統計で処理する事は出来ません。
これは洋服を選ぶのに似ています。
似合う洋服は、その人の性別、体型、年齢、性格、顔つき、皮膚の色などで違います。
ある洋服が似合う確率といって、年齢、性別、体型、顔つきの違う人に同じ、
同じ大きさの同じデザインの洋服を着せてデータをとったとして、それが意味があるとは思えません。
動物に漢方を与え、その有効率を調べるのも、これと同じくらい意味が無い事と思えます。
漢方の特徴である「1人1人の個性を重視」する方法は統計処理出来なくても、
それが科学的では無いとは言えないのではないでしょうか?