目には見えない気の働き


[ 漢方つれづれ日記 ]

気という話をすると、あの気功とかで人を吹き飛ばしたりする光景を想像して、
なんとなくうさんくさいイメージを抱いてしまう人も多いのではないでしょうか?

私たちが生きているのは、気があるからです。
生物が物と違うのは、気があるか無いかの違いです。
では、気とはいったいの何でしょうか。

漢方では体の中を気というものが流れていると考えています。
気とは、目には見えないけども働きがあるものです。

昔は顕微鏡がありませんでしたから、ホルモンや自律神経、免疫などは
目には見えなく、これは、体の中に気という物が流れているからと考えて
いました。

気の流れが悪い事を「気滞 きたい」とか「気鬱 きうつ」と言います。

何となくやる気がしないとか、不安感、イライラ、あせり、動悸などの症状があります。

気の流れが悪くなると、今度は血や水の流れも悪くなってしまいます。

このような状態になると、いろいろな症状が出てきます。

下痢、肩凝り、吐き気、めまいなど人によって症状はさまざまです。

このような場合、やはり気血水の流れを改善していく事が大切です。

漢方薬では、昔から気の流れをとても重要視していました。
ですから、気の流れを改善する漢方薬は理気薬(りきやく)あるいは(利気薬)と
言って、いろいろな種類のものがあります。
体質や状況に応じて、上手に理気薬を使う事が、ストレスの多い現代社会に於いてとても大切な事です。